SWIRは何ですか?
SWIRは波長が1000-1700nm範囲の光だ。一般的な産業用カメラ・センサーの上限は1000nmによって、SWIR撮影にはSWIRの範囲内で動作する専用のSWIRカメラが必要となる。InGaAsセンサはSWIRカメラで使用される主要なセンサであり、このセンサを使用するSWIRカメラは典型的なSWIR波段をカバーすることができる。
なぜSWIRを使いますか?
可視光に比べてSWIRは波長が長く、透過力が強く、対象物の原子構造との相互作用も異なる。マシンビジョンに新しいユニークなイメージングの可能性を提供する。画像がSWIRスペクトルにある場合,可視光とは異なる画像が現れ,可視光では識別しにくかった特徴がSWIRでははっきり見える可能性がある。
SWIR波長:
LOTS既存の波長SWIR照明は1050 nm / 1200 nm / 1300 nm / 1450 nm / 1550 nm / 1600 nm / 1650 nmなどがある。
以下はSWIR照明の応用例で、参考にしてください。(SWIRカメラをセットで使用する必要がある)
1.MAKE点検査
下図に異なる部品に対して近赤外と短波赤外は画像の検出効果が異なる。
実物図
NIR 850nm
SWIR 1300nm
下図に,近赤外と短波赤外の照明では波長が異なり,透過性が異なり,物体内に隠れた画像の検出効果が異なる。
実物図
NIR 850nm
SWIR 1550nm
下図に近赤外と短波赤外の照明では波長が異なり,透過性が異なり,物体内に隠れた画像の検出効果が異なる。
実物図
NIR 940nm
SWIR 1550nm
下図に近赤外と短波赤外の波長が異なり、透過性と反射性が異なり、物体内の分子配列が異なるので、波長によって撮影対比効果が異なる。
実物図
NIR 940nm
SWIR 1550nm
下図に、近赤外はほとんど透過効果がないが、短波赤外はよく透過して異物のコントラストがはっきりする。
実物図
NIR 940nm
SWIR 1550nm
食品包装は常に食品の良好な状態、防腐剤を入れているかどうかなどを検査する。下図では近赤外照明のコントラストがあまりはっきりしないが,短波赤外照明の透過性が強い、コントラストが大きく向上した。
実物図
NIR 940nm
SWIR 1550nm